もしもあなたが
これ以上仕事を続けられない、身体や心が持たないけど仕事を辞められないという状況なら他人に頼りましょう。
その日にでも退職を始める方法があります、気をつければトラブルも起こりません。
自分一人では解決できないという状態から、行動を起こしたことで人生が変わった私の体験談を聞いて、退職代行サービスを使うという選択肢があることを知ってもらいたいです。
目次
退職代行サービスとは
退職代行(たいしょくだいこう)とは、労働者が会社を退職したいと考えた場合に、労働者の代わりに退職の処理を行ってくれるというサービスです。
2018年頃からサービスを行う業者が急増し、テレビなどにも取り上げられる機会が多くなりました。
聞いたことがある方も多いと思います。
ここ最近では連休明けに多くの依頼があったというように知名度も高く、退職できないという方に周知されつつあるサービスです。
利用する際のメリットとデメリット
①職場環境や上司との付き合いに左右されず退職の意思を伝えられる。
②スムーズな退職を実現する。
①職場によっては人手が足りないとか、上司に素直な意見を伝えられない関係など、環境によっては退職に踏み切れない場合があります。
このへんの悩みは退職の手続きを全て任せることで解決します!
②職場の暗黙のルールとして業務引き継ぎのために2ヶ月以上前に退職願いを提出しておく。
とかありますよね。
それも職場環境によって言いづらい場合があります、しかし法律で決まっているような事は無いのでどう思われるかは無視して退職を実行することができます!
①サービスの利用料2〜3万円ほどのお金が掛かる。
②通常の退職とは違うので関係者とその後の関係に影響がでる。
①現在の相場では2〜3万の代行サービス利用料が掛かりますので、金銭面での負担になるでしょう。
②メリットとしてスムーズな退職と挙げましたが、これは裏を返せばルールやマナー違反とも言えます。
なので個人的な付き合いがある方が会社にいる場合は、その後の人間関係に悪影響が出ることは十分覚悟しておいた方がいいと言えます。
退職代行サービスで本当に退職が成功するのか
一番最初に思い浮かぶ疑問だと思います。
結論から言いますと、無事に何のトラブルもなく退職ができました。
退職代行サービスのホームページにも載っていましたが、私の利用した退職代行ニコイチさんは当時2020年9月の時点で退職させた方の人数が17000人超え、退職成功率が100%というかなりの実績があります。
退職代行サービスを行っている会社は他にもたくさんありますので全てがそうとは言えませんが、
真っ当なサービスを利用すればほぼ間違いなく退職できると言えそうです。
利用に伴う不安と心境
現状退職代行サービスの利用を考えている方なら不安いっぱいで、ただそれだけでは安心できない、詳しい内容が知りたいと思われますよね。
ですので、私の体験に沿って実際に行ったやりとりや、退職が完了するまでに必要な手続きや書類作成の詳細をこれから話していきます。
少し長くなりますが退職が成功するまでの心境も合わせてお話し、これから利用しようとしている方の、どうなるのかイメージがつかないといった不安を少しでも減らせればいいなと考えています。
退職代行サービスへの相談と説明
私が利用した退職代行ニコイチさんは、LINEでの無料相談を行っていました。
なので公式LINEへこの様なメッセージを送りました。
このように丁寧に対応してくれたのでとりあえずは安心できます。
そして更にニコイチさんのことをネットで調べて行きましたが、そこでひとつおかしな点が見つかりました。
複数のサービス説明ページと金額の違いを発見
書いてある金額が違う….精神的に参っていたのもありここに来て不安になる….
今になって思うのはおそらくひとつは前のバージョンだったのかな、と。
それが何かしらで残ってて検索にヒットしてしまったんだと思います。
当時はそこで不安になり電話してみることにしました。
電話での相談を断られる
どちらかのサイト(おそらく古いバージョン)に電話対応も行っていると書いてあったのですがここで断られてめちゃくちゃ不安になりました。
もしかして詐欺の類でお金だけ取られるんじゃ….
そんな考えが頭をよぎり、振り込みを迷いました。
※サービスは振り込みが確認できた当日から対応可能ということだったので振り込みさえすれば任せてOK。金額は2,7000円 ※現在はLINEでの相談のみ対応しているようですしかしもう土曜日。
月曜日の休み明けに実行するために日曜日に詳細打ち合わせするなら振り込みは今日しかない。
そんな思いで決心して指定口座に振り込みをしました。
日曜日に振り込みが確認されたので詳細の打ち合わせを行いました。
必要な情報を伝えた後、説明通りに進めるだけ
見づらかったらすみません。上記内容は必要になりますので事前に調べておくとスムーズかもしれません。
私の場合職場や関係者からの自宅への連絡が嫌だったためその旨も伝えて頂きました。
業者さんに任せるために必要な書類は自分で作成
この他には“委任状の書き方” “退職届の書き方” “返却物について” “打ち合わせ情報”などの丁寧な説明文を送ってもらえます。
内容を確認しその通りに書類作成を進めれば大丈夫なので、1番難しいところですが心配する必要はないと思います。
職場からしたら、社員がいきなり会社に来なくなってしかも知らない人から退職の連絡が来るなどめちゃくちゃなんですが、有給は社員が持つ権利なため全て消化できます。退職金についても会社の規定で定められているので会社側の言い分で下げられることはほとんど無いと思います。
ただ会社によって規定に違いがあるので絶対とは言えませんし、そんなの無視して酷い条件を突きつけてくる会社が無いとも限りません….
そこについては事前に会社の規定を確認しておくのが無難です。
この辺りは質問すれば丁寧に回答してもらえるので気軽に尋ねて見ましょう。
委任状を書くことでこの辺りの会社への対応は業者さんに任せる事ができます。私は業者さんを通じて要望を伝えるだけです。
作業が終わり、実行日に来る結果連絡を待つ
ここが本当に緊張します。
もし退職失敗なんてなったらこれからどうしよう、もう会社に行って顔を合わせることなんか出来ない….と心が落ち着きませんでした。
私の場合は会社の知人のLINEを全てブロックし、携帯番号を変更しました。
なのでこのタイミングでLINEがくるとしたら業者さんからの結果報告のみ。
職場での関係上どんな言葉を浴びせられるかわからなかったですし、携帯が鳴るのもめちゃくちゃ怖かったからです。
こんなの社会不適合者と言われても仕方がない、実際そうも思いました。
しかしそれ以上にやる理由があったからです。こうしなければ退職が出来ないというおかしな自信がありました。
この選択肢を選んだ理由を深く考える
現実に退職をせずに鬱がひどくなり立ち直れなくなる人がいます。
さらには自らの命を断ってしまうと言う一番悲しい結果となる人も現実にいます。
ここで退職代行を利用した私にその人達ほどにガッツがあるわけでも頑張ったわけでもないです、なのでその辛さの数分の1や数十分の1しか味わってはないと思います。
ですがそこまで頑張るかわりに社会不適合者と言われようともこの選択肢を選びました。
今がどん底だとすれば、この先きっといい未来が待っている。
努力次第でここから立ち直ることもできる。
ならこの環境でずっと我慢しているより、ここで思い切らないといい未来は来ないから自分も幸せになれないし不幸があったら親に申し訳ない。
なのでこの選択肢を選んだ、そう考えたら不思議と気が楽になりました。
給料が無くなって、社会不適合者ともいえるムーブをしたのは仕方ないと、この際開き直るしかないですね….
業者さんから『おめでとうございます!退職が成功しました。』と連絡が来て完了
LINEで連絡が来て一安心
待ちわびていた連絡が来ました。無事に成功….本当によかった。
もうかなり気が楽になりました。
この先大変だろうし不安はまだまだなくなりませんが、ほっと一安心です。
その後は退職までにやらないといけない作業の説明を受けます。
私の場合は会社の帽子や仕事着、社員証と保険証の返却。
会社指定の退職届の用紙を家に郵便で送られたのでそれを記入し郵便で送る。
そして退職日については有給の残りが思っていたよりあったため
(会社の総務部が業者さんへ伝えてくれました)
退職日について修正と、有給願いの書類を送りました。
退職後に書類が届き、保険と年金の切り替え作業
・雇用保険被保険者証(離職票)
・健康保険脱退脱退証明書(社会保険資格喪失証明書)
・給与明細
・源泉徴収票
・退職金通知
このあたりの書類が1ヶ月としばらくすぎた後に届きます。
市役所へ行き必要書類を記入して提出
「退職したので保険と年金を切り替えたいです」と受付の方に伝えるだけで案内してくれます。
そんなに時間はかかりません、1時間としないうちに全ての手続きが終わります。
外部サイトのマニュアルへリンクを貼っておきます。
年金と税金 退職後の手続きマニュアル
この後もハローワークにいく場合など、人によってやっておくべき事がありますのでそこは色々調べてもらうことをオススメします。
最後に
ここまで一通りの流れやその時の心境を思い出しながら書いていきました。
初めての退職代行サービスの利用で(二度目は無いと思いますが)不安が大きかったですが、
結果的にニコイチさんの対応が親切で良かったので、なんのトラブルもなく退職ができました。
電話対応については私の勘違いでしたしね汗
他の業者さんまではわかりませんが、ニコイチさんは個人的にオススメできそうです。
私の場合と、他の方では状況も違うと思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
どうしても行き詰まっているなら最後の手段として考えてみてください。
ひとりでも多くの方の人生がよくなっていくことを願っています。